子育て

皆と同じことができない

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長男が1歳になり、歩き始めたころから、公園以外によく遊びに行った場所がありました。

児童館、いわゆる子育て支援センターです。

子どもを産むまで、子育て支援センターなんてものがあるとは全く知らず、友だちに紹介されて初めて行きました。

感動しました。子どもと過ごすのにとってもいい場所でした。

支援センターは、安全面から衛生面まできちんと配慮されており、安心して過ごすことが出来ます。

もちろん、無料です。

子どものために色んな行事も計画されており、みんなと踊ったり歌ったりする時間や、絵本の読み聞かせなどもありました。

始まる時間になると、子どもたちはみんな大喜びで、一つのお部屋に集まっていきます。

私も、声掛けを始めます。「今からお歌が始まるって~!行こうよ~!」

長男「・・・・・」全く反応しないんですね。

そうこうしてるうちに、始まり、みんなのキャッキャする声が聞こえます。

長男にはその騒がしくも楽しそうな声が、全く聞こえていないかのように、目の前にあるおもちゃ(大抵トミカ)でもくもくとひたすらに遊び続けるのです。

名前を呼んでももちろん、振り向かない。この時期は意思疎通が全くとれてませんでした。

独身時代からの友だちで、同じ時期に出産した子に、意思の疎通がとれなくて悩んでると相談したら、”意思の疎通ができない”ってどうゆうこと?と逆に聞かれました

その友だち親子はすでに意思疎通が出来ていました。

もうショックでしたね。

あの時はどんな言葉を掛けられても、全部とげのように私に刺さってきたのです。

この件があってから、友だちに子どものことで悩みを相談しなくなりました。THE辛い時期に突入!です。

子育てするうえで、孤独なんて絶対に避けなければいけないのに、同じように子どものことで悩んでる友だちが、当時はいなくてですね。

あれは、とてもさみしくて辛い時期でした。


話がそれましたが、1歳半で指差しもなく、名前を呼んでも振り向かない。

初めての子育てだったので、こんなもんかと思う自分と、明らかに他のお友だちと様子が違う長男。

1歳半だと、支援センターの先生に相談しても、考えすぎよ~大丈夫よ~。としか返ってきませんでした。

先生たちは励まそうと思って、優しい言葉を掛けてくれたんだと今は分かりますが、当時は、たやすく大丈夫だなんて言わないで!と思っていました。

とげとげしてますね~。

だってみんな楽しそうに、お母さんのお膝に座って、先生の絵本の読み聞かせを聞いたり、アンパンマンの人形が出てきたら、みんな一斉にタッチしに行って。

にもかかわらず長男だけが、背を向け誰の声にも耳を貸さず、ひたすらトミカですよ。

心で泣いていました。

孤独でいっぱいでした。

今、同じような気持ちを抱えているお母さんがいたら、お子さん半日預かるから、自分の好きなことしといでー!ゆっくり心休めてきてー!と、言いたい!言いたいです!!

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ABOUT ME
しろろん
しろろん
ワーママ
8歳&4歳の男児の育児真っ只中です!

長男は3歳の時に自閉症スペクトラム障がいの診断を受けました。

自閉症は生まれつきの脳の機能障がいと言われ、感覚過敏も強く持ち合わせています。

そんな長男との毎日の格闘の日々を、辛く大変なことも、笑いに変え、同じように障がい児の子育てで悩むお母さんの気持ちが少しでも楽になればと思っています!

ひとりじゃないですよー!
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